没になったAI活用提案書(余談)Palantirお前もか?

前回、

没になったAI活用提案書(第1回)概要説明編

没になったAI活用提案書(第2回)特徴説明編

没になったAI活用提案書(第3回)Mythosとの比較

上記の第3回が完了し、とりあえず、うまくまとめたかな?と一定の満足はしていたのだが、その後「そういえば、パランティア(Palantir)のAI活用も、似たようなことをしているんじゃなかったっけ?」、というのを思い出してしまった。

書かないでおくのはちょっとサボっている。

改めて整理しておこうと思います。

パランティア(Palantir)とは

ここに飛んでくる方々は知っている・聞いたことがあると思うが、一般的にはまだまだ知られていない企業。

ビジネス系、政府機関向けのAI・データ活用において、圧倒的な実績を持つ米国のビッグデータ解析企業。がっつり儲けている、かつ、国(政府)の最高機密レベルのデータも扱っている、なかなかやり手の会社です。 

彼らの事業プラットフォームを要約すると、

・データ・オントロジー
 バラバラのデータを綺麗に整理し、AIが理解できるようにする。

・LLM実行
 上記オントロジーをもとに、セキュアな環境でLLMを動かして回答・提案を得る。

・アクション
 AIからの回答・提案を分析し、次へ繋げる。

なんか雰囲気、僕の提案書やMythosくんと似てる感じ、するでしょ?

僕の提案書、Mythos、Palantirの比較

一応、各々の特徴をまとめておこう。

比較対象            主な特徴・位置づけ 
僕の提案書現場のデータ(エクセル設計書、ソース、Jiraログ等)を整理し生成AIを組み込んで、具体的な「次の業務アクション」へ繋げる実践的なAI活用の提案。
Mythos提案書で示された思想を、実際のシステムとして具現化・運用するベースプラットフォーム(そして、この構造の先にある「次への進化」を、Anthropicはもう見据えている…?)。
Palantir (AIP)米国のビッグデータ解析企業が大企業や政府向けに、圧倒的な実績を持って提供するエンタープライズ向けAIプラットフォーム

上記3つは、「僕の提案書」対「世界的な巨大システム2つ」という、比較するのも恐ろしい差があるにも関わらず、意外と「同じような3つのステップ」で構造化されている。

1. データのクレンジングと構造化

AIにいきなりバラバラのデータは渡さない。3つとも、まずはデータを綺麗に整理し、AIが正しく文脈を理解できる「土台」を作ることを最優先している。

  • 僕の提案書 / Mythos: 課題領域に散らばったログやエクセル、システムデータを整理・統合する。
  • Palantir: これを「データ・オントロジー」と呼んで、現実のビジネス概念(人・物・プロセス)に再構築する。

2. セキュアな環境でのLLM実行

整理された確かなデータをベースに、安全な環境で生成AI(LLM)を実行する。

  • 共通点: 課題領域の業務ルールや現状の正確なデータをAIにインプットしているため、嘘(ハルシネーション)の少ない、きちんと特化した的確な回答や提案を導き出すことができる。

3. 次のアクション・ワークフローへの接続(実行)

3つが最も強力に一致しているのが、AIを「質問に答えさせる便利ツール」で終わらせず、「実際の業務を動かすトリガー」にしている点。

  • 共通点: AIの導き出した回答や提案を分析し、そのまま「次の業務指示を出す」「システムを連動させて動かす」といった、次のアクションへ繋げるワークフローを内包している。

 

結局僕が現場の課題から逆算して作った提案書と、実際に動いているMythosの構造は、世界最高峰のデータ解析企業であるPalantirが何千億円も稼ぎ出している仕組み(AIP)と全く同じ思想・構造なのだ。

 

つまり僕が「何千億円も稼げた」かもしれないのだ。

あぁ、もったいない。。。

だいたいこの形に行き着く?

まぁ、お金のことは良いとして、これってつまり、AI活用での「デザイン・パターン」だよね。

突き詰めるとみんな「(データ整理 ✕ LLM ✕ アクション)×繰り返し」の形に行き着くということだ。

これからどんどん、この方向性でシステムが作られていくのだろう。

というか、そこまでも見越してAnthropicは、汎用的な統合AI「Mythos」を出してきている。

やっぱさすがだね、アモディ。 

そしてCosmosが登場する

没になったAI活用提案書(第3回)Mythosとの比較 の終盤で、会話型・統合AI構築システムが登場した。

次期Mythosである。

その時のCosmosくん(仮称)が登場する時は、やはり近いと思う。

 

そしてIT会社のみんな、経営も現場も、今からもの凄く考えて、がんばって。