古典AIと量子AI(2)

前回の投稿で、

古典AIは、
単なる多次元ベクトルとなった ”学習”と”相談”を比較し、近くて無難な場所を返すだけ」である。


量子AIは、量子くんたちが、
回転しながら(揺れながら)みんなで手を繋ぎ、揺れの収まる静かな谷底に落ちていくだけ」である。

と定義した。

続けて、「古典AIと量子AIの比較」、「古典AIと量子AIを組み合わせるとどうなるか」を考察したい。

(余談)
本ブログは一貫して、このような緩い文体・解釈・定義で進む。たまたまここに来て、今これを読んでらっしゃる方、「まぁいいんじゃない」という優しい心に期待している。

 

「古典AIと量子AIの比較」

一番の違いは、古典AIが「定義と情報」両方の蓄積(学習)と、比較(推論)に大きく作業が分かれていて、いつも「一生懸命計算する」のに対し、量子AIは「学習なんてしない」、「計算なんてしない」、ということだと思う。

 

なんだそれ?

 

本当に、「なんだそれは?」、「ふざけてんのか?」、「読むの辞めるぞ」、な状態だと思う。

だが申し訳ない。ほぼ事実のようだ。

 

CPUとQPU(いや、QSUだな)

ここでちょっと基礎的なこと、古典AIを支えるCPU(まぁ、GPUも実質同類ということで)と、量子AIを支えるQPU(実現方式がまだ混沌としているので、一旦こう呼ぶことにする)に注目しながら理解してみたい。

 

CPUの動作、現在のアーキテクチャは、ざっくり以下のようなものだ。

1.メモリに情報とプログラムをコピーする。
2.メモリから命令を取り出す。
3.命令を実行する。
4.実行結果を(レジスタ、メモリに)書き出す。

最初は1から始まる1・2・3・4だけれど、ある時は2・3・4だったり、また1のメモリからだったり、いろいろだけれど、基本はこのリズムで動いている。実は同時並行的にこの流れが起きていたりするので、単純な直線で処理が進むわけではないけれど、イメージはこうで良いはず。

 

QPUの動作、アーキテクチャは、こうだと思う。

1.メモリに対象の詳細(分子状態)をコピーする。
2.分子状態を、QPU上の量子空間に重ねる。
3.最適化された分子状態を、QPUから取り出す。

主題に対するプログラムはない。いや正確に言うとないわけではなく、「あの森に青い鳥がいるかもしれないわよ(とささやく)」という、量子くんたちになんとなく方向を伝えることは必要みたいだが、レジスタ・メモリに書き戻す、参照し直す、繰り返すという行為はない。

 ※ささやく、やさしく揺らす、そういう類の指令でなければダメなようだ。強い指示は揺れが止まる=確定してしまう。

 

これは、CPU⇔QPUと字面は似ているが、全く別物と思ったほうが良さそうだ。

そして、
CPU=演算装置(Central Processing Unit)
QPU=量子装置(Quantum Processing Unit)だと、なにか”計算している”っぽいけど、そうじゃないので、


QSU=量子安定化装置(Quantum Stabilizing Unit)としたほうが良いと思う。
   ※当ブログでは今後たまに、この略称を使います。

 

なにができるのか

がんばれば「おいしい辛口カレー」のレシピを作ることもできるが、実はかなり難易度が高い。良い味を出すのは難しいということだ、たぶん。

なので、もう少し小さい、香り・味の分子を”良くする”ということを、古典AIと量子AIの組み合わせでやってみようと思う。

※ちょっと長くなりそうなので(3)に続く